眠っている最中に起こる歯ぎしりは、ほとんどの人は無意識でやってしまいます。
自分では意識していないけど、一緒に暮らしている人の指摘で気づく場合が多いでしょう。
では、一体なぜ歯ぎしりをしてしまうのでしょうか?
今回は、歯ぎしりの原因についてご紹介します。
原因①ストレス
歯ぎしりには明確な理由があると思われがちですが、実は科学的根拠が証明された理由はありません。
しかし、歯ぎしりの原因となるものはいくつか報告されています。
その中の一つがストレスです。
例えば、人はストレスを感じると貧乏ゆすりをしたり、頭をかいたりしてしまいます。
これらと同様に、歯ぎしりもストレスによって起こると言われています。
原因②歯並び
歯並びが悪いと、かみ合わせがよくないため、そのストレスから歯ぎしりが起こるとも考えられます。
虫歯や歯周病、加齢によって大人になっても歯並びは変化します。
その変化によって、歯並びが悪くなることも十分あります。
変化の過程で、かみ合わせを調整するため無意識に歯ぎしりをしてしまうのです。
原因③飲酒と喫煙
関係なさそうと思われがちですが、飲酒と喫煙も原因の一つだと考えられています。
飲酒と喫煙は、睡眠を浅くしてしまうため歯ぎしりが起こりやすくなります。
飲酒をするとぐっすり眠れると言いますよね。たしかに最初はぐっすり眠れるのですが、アルコールを分解する反動でだんだんと眠りが浅くなってしまいます。
また喫煙は、覚醒作用があるため、眠りを妨げてしまいます。
原因④集中のしすぎ
睡眠時ではなく、起きているとき、無意識に歯を食いしばってしまうこともあります。
例えば、仕事や家事を一生懸命やっていると、自然と歯を食いしばってしまう人は多いものです。
しかし、この食いしばりは良いことではありません。
食いしばりをしてしまうと、無意識のうちに癖になってしまい、睡眠時自然と食いしばるようになってしまいます。
もし、日常で食いしばりを感じたら、すぐに口元を緩めるようにしましょう。